ワカサギ研修。
昨日の店休日は、近所の同業者さんのうおまんさんと一緒に、山口の豊田湖へ「ワカサギ研修」に行ってきました。
というのも、豊田湖はワカサギ釣り場としてはとても有名で、九州からも釣り人が遠征するほどの人気です。
北山湖は、ワカサギを放流しているにもかかわらず、釣れる程の状況とは言い難くあります。
そこで、冬の新たなターゲットとしても、バスのベイトフィッシュとしても役立つワカサギの定着のヒントになると思った訳です。
豊田湖は北山湖からでも高速道路で3時間弱のところにあります。
今回はここ豊田湖で50年以上ボート店を営まれていた「山本ボート」さんにお世話になりました。過去形なのは、今年でボート店を止められるそうで、今は16台限りとなっております。
ポイントはすぐ前(30mぐらい笑)が良いそうで、そこでスタート。
今回魚探を持参しておりましたので、魚探に映るベイトフィッシュの画像を紹介いたします。
これがベイトフィッシュの画像ですが・・・私自身が映って見にくいですね[E:crying]
良く見ると、3~4mの水深に黒い影が映っています。ワカサギは1匹1匹はとても小さいので画像としてはほとんど映らず、高さ1mほどの「群れ」として映ります。
北山湖ではこのような綺麗な画像は最近ではなかなか写りませんね[E:crying]
さてこの水深に「カウンター付きリール」を使って仕掛けを落とすと・・・
すぐアタリがあって2匹のワカサギをゲットしました[E:happy02]
この後も、魚探にワカサギの群れが映るタイミングを見計らって仕掛けを投入します。この日は結構色々な棚(表層~2m、2~4m、10mなど・・・)にランダムにワカサギが回遊しており、魚探やカウンターの効果がはっきり出ました。
そのまま3時間ほど釣りをして、40匹程度のワカサギをボチボチ釣って終了。
ワカサギのサイズは、7~10cmくらいでした。北山湖では南湖に居る最大級のが7cm程度・・・やはりこれくらいまでは育たないと、釣りの対象としてもベイトフィッシュとしてもダメですね。
そして地元の方に湖とワカサギの話を聞いて帰路につきました。
気になっていた事と豊田湖の実際ですが、次のような感じでした。
・ワカサギの放流は?>
北山湖は8800万粒も放流して育たないのに、豊田湖はたった「1500万粒[E:coldsweats02]」
・釣り人、ワカサギの数は?>
日曜日には、75台の船が出るほどのワカサギ釣りのメッカ。一人100~200匹(多い人で500とも・・・)は釣っていく
一人平均200匹、1日50人、月に4回、冬場4ヶ月としても、16万匹の「成魚」が釣られている計算に・・・
・湖の性質は?>
飲料水用のダムで、常に水がキープしてあり、水位の変動はあまりないそうです。工事などもほとんどない様子。
・バスとの関係は?>
ボートの乗り入れは可能ですが、エンジン禁止もあってバサーは少ないみたいです。その分バスの数は多いはず・・・しかし、小規模な駆除活動が行われているらしいです。
釣果の情報では、個体数は少なく、その分サイズが良い(ワカサギの量と関係していると思われ)
といった具合で、ダム本来の性質が、ワカサギにとても適しているとの結論に至りました。
北山湖をこれに適合させるのははっきりいって不可能なので、後は地道な放流活動を続け、野生化したワカサギの量を増やしていくしかないようです。
帰りは壇ノ浦PAにて、下関らしくふぐ料理を食べました(笑)
帰ってからも、魚が新鮮なうちにから揚げに。やっぱり揚げたてがおいしいです。