エレキの修理
バラシのお話は、なんか物理の授業みたくなったのでひとまず休憩です(笑)
さてかなり前になりますが・・・当店でも最も高性能なエクスプローラー385に取り付けてあるエレキ、こちらも有名なエレキメーカー「モーターガイド社」の中で一番良い(ハイエンド)モデルのツアーエディションを使用してあるのですが、こちらが突如壊れました・・・
原因(というか症状)は、エレキの向きをコントロールする「ケーブル」があるのですが、このケーブルと連動している歯車部品があり、これが結構な力がかかる割にプラスチックでできていた為、割れてしまいました。(原因なのに写真忘れましたすいません[E:sweat01])
できていた、と過去形なのは、現行品はちゃんと鉄製に変わってまして、割れる事はなくなってます。まあ、初期のモデルという事で、今まで良くもったな・・・というところでしょうか。
実は私も壊れるまでこういう原因がある事を知りませんで・・・あらかじめ壊れやすいところが分かっていれば、事前に対策をしますね。
さて修理のついでに、定期点検もやる事にしました。まず、エレキの心臓部ともいえる「モーター」をバラしてみました。ここは、常に水中にあり、しかも高速回転するシャフトが付いている部分で、糸などが絡むとすぐに水が浸入する恐れのある部分・・・中を見るには、「バラしてみるしかない」という難儀なところです。しかもめんどくさい。そして、組む時も細心の注意が必要・・・という事ですがとりあえずバラしてみました。
まず、最もよろしくない「浸水」はナシでした。ホッ[E:coldsweats01]
次に、めっぽう修理しがたい「磁石の外れ」もなし・・・
モーター唯一の?消耗品「ブラシ」も十分。
モーター部分は問題なさそうです。ゴムパッキンなどの「使い捨て」部品を全て交換して組み直しました。
そして、今回の故障の原因になった部品に関わる「ケーブル」をチェックすると、若干のほつれが・・・このケーブルも、ある程度消耗品で、突然切れたりもするので、念のため交換する事にしました。
すると、届いた交換部品がキツすぎて入らないではありませんか・・・
ここはワイヤーの長さをナットで調整する部分ですが、ナットの調整範囲を決める「ネジ山」の部分が明らかに短い・・・いわゆる「検品ミス」というヤツでしょうか?仕方ないので自分でネジ山を長くする事にしました・・・専用の、「ダイス」という工具でネジ山を伸ばします。
2本あるワイヤーのうちAのワイヤーが問題の品。Bの方が正常なやつです。
これと同じ長さまでネジを切れば、はまるはずですが、調整幅が広いに越した事はないので、余計めに切っとく事にしました。
位置が逆になってしまいましたが、BよりもAの方がネジ山が長くなりました。
最初に比べて、これだけナットを緩められるようになりました。取り付けはやはり余裕が生まれました。
緩すぎると外れてしまうので、後でナットを締めこんで、終了です。
各部に注油も施しておきましたので、動きもスムーズです[E:happy01]
他にも、幾つか対策部品に変更があったのでそちらも変えておきました。
暫くは安心して使えると思います[E:good]