バラシの原因③
今日でお盆の連休も終わりましたね。
皆様(の釣行は笑)どうでしたか?
北山湖の方は、残念ながら、連休中ごろに降った雨のせいで、減水がストップ、後半は食い渋ってかなりやり込んだ人しか釣れないという状況でした・・・
さて、そんな釣れない状況で特にやってはいけない「バラシ」。
またくどい?日記が帰ってきましたが、興味のある方は読んでください。
前回までに、「なるべく巻く方が良い」「ドラグで糸は出さない方が良い」という2つのポイントを挙げましたが、「そげん言うてドラグ出さん訳いくめーもん」という声が出そうなので、これは後で必ずフォローします!なのでとりあえず今回まで、「なるべく糸は出さない方が良い」理由についてお付き合いください。
ドラグを出さない方が良い二つ目の理由・・・それは、「ハリの形状によるハリ掛かりの原理」にあります。
前回までの話で、「ドラグが出るまで以上の力はかけられない」と言いましたが、ではドラグさえ出ていればカンペキに刺さっているか?と言われればそうではありません。
丁度ハカリのクリップがバスの口の断面に似てわかりやすかったので、バスがバイトした瞬間と思ってみてください。
アイから出ている線はラインで、その角度にフッキングされます。赤い○のところにハリ先がありますので、そこから←の方向に針先が貫通する訳ですね。これは正しいフッキングです。
これは、バスがバイトした後、反転して、自分から離れる方向に泳いでいる時の状況です。
もし、遅れてこの状態でいくらアワセたとしても・・・ハリ先は全く口の内側には刺さらず、ハリの身の部分が口の淵に当たっているだけ。
さらに、一度最初の写真のようにフッキングしたとしても、青○の部分が元ハリ先が刺さっていた部分ですが、このようにハリ先が抜けてしまう可能性がありますね。勿論それを防ぐ為にカエシがついている訳ですが、実際に取り込んだ魚からこうやって反転させて外す訳ですから、バラさない為には、ハリをこの角度にしない。つまり、「魚に、自分に対して背を向けさせない」事が最重要になる訳ですね。
実際に、これを100%実践する事はきっと誰もできないとは思います。でも、常にどういう状態かを考えながら対応していく事で、バラシの原因は減らせます。
いくらラインブレイクを防ぐ為とはいえ、「糸の出しすぎ」は良くないという事ですね。
また、ドラグが出るまでアワセたからといって刺さっている訳ではない。
念のため、魚がこっちを向いている状態で、1度はしっかりアワセる必要があるという事です。
さて、次回は、「じゃあどうやってドラグが出るのを最小限に抑えよう?」という話に行きたいと思います。お楽しみ?に(笑)