バラシの原因・・・
最近、良く「バラシが多い」と言う声を良く聞きますので、少し「バラシの原因」について考えてみる事にします。
早い話が、「何故バレるのか?」という事ですね。原因は色々あるんですが、話の前に、魚がジャンプしたから、などという人間にはどーしようもない事は省きます(笑)
さて、まずバラシを減らすためには、「しっかりフッキングしてる事」が大前提ですよね。
針が刺さってなけりゃ、バレて当然。皮一枚で掛かってたら、切れて当然。
こういう「要因」の中から、まず刺さるか刺さらないかの元「フッキング」についてみていきましょう。
この刺さりやすさ、フックの形状などでかな~り!変わるんですが、それも長くなりますので後に回し(後で書くかは謎・・・)まず、人がやる事を考えます。
いざ、アタリがありまして・・・人のやる事はフッキング。アワセです。まぁアワセの種類も色々あるとしても、やってる事は「引っ張る」以外の何者でもないですよね。ハリ先が刺さるように引っ張ります。この、「どんだけ引っ張ったか」が重要なんですね。
例えば、横から見て、水面に対して45度の角度でシェイクしてたとします。アタリがありました。「キタ━(゚∀゚)━!」と思って、そのまま垂直になるまでアワセました。すると・・・あくまで例としてですが、ライトアクションのスピニングロッドだった為、ロッドのティップが曲がり・・・バットは垂直に立ってますが、ティップの位置はシェイク中と同じ・・・つまり、「距離的には1mmも引っ張ってない」です(笑)このとき、針にかけた力は、ロッドが曲がってる分のテンションのみ。
ラインが1mmも伸びてなくて、魚も1mmも動いてなければ、1mmも刺さってないです。
もし同じく1mmも伸びてなくて、魚が1mmも動いていなかった時、ロッドのティップが1cmでも魚から遠ざかる方向に動いていれば、1cmは刺さってます(だいぶ角度は無視してますが・・・)。
では、手っ取り早く距離を稼ぐ方法は何か・・・ピンと来ました?皆さんの持つリール、ハンドル一回転あたりの巻き量は・・・そう!たった1回巻くだけで、ドラグさえ出なければ(これも後で重要になりますが)距離を数十センチは縮められますね!
確かに硬~いロッドで、水平状態から、鈍角になるまでアオリをくれればかなり距離を稼げますが、それもロッドの長さにさらに左右されます。
ボート上での釣りでは、比較的短めのロッドを使う事が多いですね。しかも、ライトリグ主体の北山湖では、ロッドも柔らかくなりがち。
ロッドは曲がる、ラインは伸びる、魚は手前に泳ぐ、船は引っ張られる・風に押される(向かい風は好都合ですが)・・・そんなマイナスだらけの状況で、失敗なく最も効率的に引っ張る手段は・・・「リールを巻く事」なんです。
私のラインはPEで伸びん!ロッドも曲がらん!という方でも、アワセの動作を最大限に生かすには、まずテンションを緩める事なく、巻きながら、ロッドをラインと一直線になるまで倒してからアワセる。
まずは、この、「できる限り巻く」という動作をパーフェクトにこなす事が、フックアップ率向上への第1歩だと言えますね。
次回は、この「巻く」という動作に関わってくる重大なマイナス要因のお話です・・・