バラシを減らす為に②
朝夕は肌寒くなってきました。
平地では平気でも、山は3℃は低いのでご注意を・・・
それに伴って、水温も下がり始めました。という事は、秋のアレがもうすぐ・・・
さて、前回のバラシ関係ネタは、ラインの摩擦関係による強度低下の話をしておりました。
今回もラインの強度低下の話ですが、これはラインの素材によって若干違います。
まず、共通してラインを弱らせる原因が、「紫外線」ですね。太陽光に含まれるやつです。
屋外で釣りに使うんだから、浴びて当たり前・・・そう、当たり前の事でもラインは劣化して弱るんです。だから、ラインは「消耗品」で、時期が来たら交換しなければならないんです。
フロロカーボンや、PEラインは比較的紫外線劣化が少ないですが・・・ナイロンラインは弱りやすく、おろしたては良いですが、暫く使ったものは強度低下に要注意です。
そしてもう一つ、「吸水性」。ラインも水を吸って、劣化します。えっ!?水中で使うのに?・・・そう、水で劣化するんです。
これも特に、ナイロンラインが要注意!フロロやPEはほとんど吸水しないんで。
メーカーさんは、最初にこの吸水や紫外線劣化をしにくくするコーティングを施してはいますが、使っているうちにやっぱりとれてきます。
上記の理由から、よほどトップウォーターや浮力の調整が必要であるサスペンドルアー以外では、私はナイロンラインはお勧めしておりませんね・・・
沈むワームがメインの北山湖、耐候性(紫外線や水)にすぐれ、摩擦にも強く、沈みやすいフロロカーボンがお勧めです。硬くて扱いにくい難点がありますが、それを緩和する為に、なるべく細いものを使います。最低限、ライントラブルの少ないリールを選ぶ事も重要です。
これによって、ラインの強度をなるべく保って、最大限にドラグは締めておくことで、フッキング率の向上、バラシの軽減に役立つと思います。
他にも同じくらい重要なフックの話があるのですが、長くなりそうなので機会があれば・・・(笑)