今の釣れない状況の対策

減水、ターンオーバー、低水温、人の多さ・・・

これらの「釣れない状況」下で、「それでもできるだけ結果を残したい!」と言う方の為のアドバイスです。

大まかに言ってしまえば、「タフった時はライトリグ」となってしまうんですが、これにもちゃんと理由があるんですね。ただ単に「ちっちゃいワームを、ネチネチやれば良い」というものではありません。

まず、何故タフなのか?から入るんですが、その理由も大まかに言うと結構簡単で、「バスが生きづらい状況」なんです。「水さえありゃ生きてるだろ~」的な簡単ではないんですね。

水槽の金魚、水をガラっと入れ替えてしまうと、すぐに死んでしまいます。野生の魚も同じで、水の変化にはすごく敏感で、我々の知らないところで、数え切れないくらい死んでる事でしょう・・・この、死ぬような状況下で、何とか生きているバス君達を釣るハメになっているのが今の状況と言えます。

その対策として大別すると、

①餌を食うのもままならないようなバス君達も居る中、いかに食い気のあるやつを探し出すか

②食い気のないやつをいかに食わすか

この二つです。これらの要素をその日の1投1投に合わせられれば合わせられただけ、結果は良くなりますね。

このうち、自分のスタイル的に、どうしても捨てなければならない要素が出た場合は、他の面で効率化を図る必要がありますね。例えば、食いが悪いとわかっているルアーで釣りたい!となった時は、ひたすら食い気のあるバスを探して、ポイントを選んで、ラン&ガンして回る。

人が多く、狙いのポイントに入れない場合は、食わせやすいリグを選ぶ。または、魚探などを駆使して、新しいパラダイスを探し求める・・・という具合です。

今回は、①の良い場所探しについて解説です。

まず、水質の良いところを探します。減水している関係上、流れ込みからは濁った水が入っていますので、ここは避けます。表層は綺麗でも、下の方は濁っている場合がありますので要注意です。釣れず、怪しいと思ったら早めに見切るのがキーです。

それと、ターンオーバーによる濁り。これもある程度見た目で判断できますし、風が当たって水が循環している所などが良いのと、水深があって、まだターンオーバーしきれてないようなところ又は浅くて、もうターンオーバーが終わって水質が落ち着いているところです。

但し、浅いところは、それだけ水温の変動も激しく、朝は冷え込んで、バスが居なかったり、居ても凍えて口を使わなかったりしますので、見切りや、狙う時間帯に注意が必要です。

という要点を満たした場所となると、岬まわりや、ディープとシャローが隣接するところ、広大なディープエリアで、風通し、水通しが良いエリア、となります。

これらで反応が良いエリアをとにかく効率よく回る。釣り方が決まっているのであれば、とにかく早く見切る事と、やはり経験を積む事で判断材料とする事ですね。

最近の傾向として、情報がある場所が、極端に偏ってますから、そこには「食い気のあるバスが居る」、つまり「良い場所」となっております。

ですから、これらと似た場所を探してまわるか、釣り方をさらに突き詰めて結果を伸ばすかのどちらかですね。

私としては、釣り方を突き詰める方が、見切りやすくなるので、今後の為にはお勧めですね。

「これで釣れなければ魚は居ない!」と断言できるとっておきを身につけておきたいものですね。

ちなみに私の場合は、ガイドの時に必ず習得して頂いてもらっている「ジグヘッド」がこの「とっておき」なんですけどね・・・ジグヘッドはワームですが、釣り方によって中層もカバーできる為、応用してハードルアーにシフトさせる事ができるので、魚の有無の把握や、魚の状態の把握をするのに適してまして、ワームの中では手返しよく使えます。

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