大分へボートで出張ガイド
本日は、出張ガイドに行ってきました。
場所は大分県のダム、今回はボートを使用してのガイドになります。
今回はお客様の希望ではなく、今の状況を見た中で、無難なフィールドにしよう、という事で決めたフィールドです。
というのも、今の時期、アフタースポーン、田植え、梅雨入り(増水)といった、良くない条件が揃い、恐らくどこも釣れてないハズと思うのです。
河川なども候補に入れましたが、前日が大雨だけに、リスクが高かったので。
さらに、今回、「クランクで釣る」というミッションも追加され・・・
という事で、はるばる3時間(佐賀のお客様)かけて行ってきました。
遠征という事で、事前情報が不足していたのもあり、後でわかった事ですが、ダムの水位は前日の雨により4%ほど増えていました(ダムのHPが当日の9時にしか更新されない為)。
これはかなりの量です。
そんな不安定な状況の中、状況を把握しようと釣りはじめると、これが意外にいいスタートを切る事になりました。
最初に入ったエリア(ワンド)で、30分ほどしてお客様に45cm級が(結局本日の最大魚。良くあるオチです汗)。
その後も、ポンポンと2匹目、3匹目が釣れました(3匹目は動画をアップする予定です。)
とりあえず、この3匹で掴んだ情報を元に、パターンの仮説を組み、それに合う条件のエリアを回りますが、全く反応はナシ・・・
パターン崩壊です。
その後、ワンドの入り口と奥の中間にある岩盤で、私が1匹追加し、前半の釣りを終了。昼食のため上陸しました。
なんとか巻き返しを図りたい後半、再びきっちり状況を把握してパターンを確立すべく、クランクでは届かないディープをライトリグで探ってみました。
本来、このダムは魚がディープに分布しやすい傾向があるので、答えは簡単に出ると思ったのですが・・・
岬の先端、1mから10mまで探ってみましたが、反応ナシ。
結局釣れたのはその岬の脇の岩盤の2mほどのライン。
その後、岬を移ってみたり、朝一釣れたポイントで再び巻いてみるも、ノーバイトに終わりました。
遠征という事もあり、4時半ごろ早めの終了をしました。
さて、まとめといいますか、いい訳といいますか、解説をしてみますと、アフター+大雨増水という事で、コンディション的にはあまり良くなかったと思います。
その場合、選択肢が幾つかあり、「回復したいいバスを狙う(割合は少ない)orアフターだけど何とか釣る(割合的に多数なので)」「増水に耐えた強いバスを釣るor増水の影響を受けにくいバスを釣る」といった要素を組み合わせ、どれがベストな結果を出せるのか限られた時間内で決めないといけません。
事前情報があれば、「割合がどの程度なのか」とか、「元いたポジションから、雨増水でどう動いた」というのが読みやすいのですが、ゼロからのスタートですと、やはり時間を食います。
おまけに、レンジが狭いクランクをメインに使用した事により、状況把握がしにくかった事が、うまくまとまらなかった要因の一つです。
今回釣れた魚のキーワードとしては、ワンドの中間より奥のシャロー。プリor回復の個体数は少ないけれど、イージーに食ってくるコンディションの良い魚でした。これはこれで狙う価値のある魚(例えばトーナメントなど)ですが、こういうシチュエーションのスポットは無限にある為、いくらファーストムービングルアーといえども、限られた時間の中でやるには逆に効率が悪くもなります。
行くスポットが3か所当たっただけでも、救われた結果だったのではないでしょうか(勿論条件を吟味して入りましたよ)。
使用ルアー
お客様:FCLLABO wa-to (3匹)
ガイド:STORM ウイグルワート(旧型)(1匹) wa-to(1匹)
最後に、当ガイドのコンセプト
・リクエストがあればそれに最大限応えるようにします
・リクエストがなければ、ベストな結果が出るよう提案します
・アウェイの場合、「ゼロからいかに組み立てるか」を重視します